東京アニメ・声優専門学校が、2016年4月より「e-sports プロフェッショナルゲーマーワールド」というコースを開設することを発表しました。国内初のプロゲーマー養成学校ということとなり、非常に注目を集めています。
専攻は下記の4つ。
■総合プロゲーマー専攻
プロゲーマー、プロゲームチームのマネージャーを目指すための専攻。FPS、RTS、格闘など、さまざまなe-sportsタイトルゲームに挑戦し、プロマインドやゲームの戦略や戦術を習得していきます。将来は世界で通用するプロゲーマー、プロチームのマネージャーを目指します。
■ビジネス&宣伝プロモーション専攻
e-sports業界、ゲーム業界で就職や起業を目指すための専攻。e-sportsのビジネスに関する基本知識やマーケティング・スポーツビジネスのノウハウを習得します。将来はゲームメーカー、イベント会社、マーケティング企業への就職やe-sportsでの起業を目指します。
■ゲーム実況・MC&声優専攻
e-sports大会の舞台で活躍するゲーム実況・MCを目指すための専攻。あらゆる舞台で活躍するプロの実況者や司会者を講師陣に迎え、世の中のe-sportsの熱狂を「言葉」で伝えるための知識や技術を習得します。将来はさまざまなe-sportsの大会やイベントで活躍できるゲーム実況・MCを目指します。
■イベント&テクニカルスタッフ専攻
e-sportsの大会やイベントを作り上げるスペシャリストを目指すための専攻。e-sportsの大会やイベントを「企画する」「作る」「運営する」「伝える」ための基本知識や技術を習得します。将来はe-sports大会やイベントのプロデューサー、ディレクター、テクニカルスタッフを目指します。
見て分かる通り、プロゲーマー養成はもちろんのこと、プロゲーマーが参加する"e-sports(イースポーツ)"で必要とされる人材を総合的に輩出する内容となっています。
上記サイトにも記載されていますが、既に欧米や韓国ではゲームは一種のスポーツのような扱われ方をされています(そのためゲーム大会なのに名称がエレクトロニック-スポーツ=e-sportsとなっています)。実際高い賞金を懸けた大会も開かれて億単位の稼ぎを出す人もおり、さらに韓国ではタレント並みの扱いなんだとか。
一方日本ではe-sportsはあまりメジャーではなく、プロゲーマーとして一般的に有名なのは格プロゲーマーの梅原大吾さんぐらいなものでしょうか。格ゲーはともかくとして、e-sportsは主なプラットフォームがPCのため、家庭用ゲーム機が主力の国内では流行りづらい!というのが背景にあるようです。
ただ最近は東京ゲームショウでもe-sportsの大会が開かれていますし、家庭用ゲームでもスクエニが『CoD』の大会を開いたりしています(僕も優勝して10万円頂きました笑)。
スマホゲームのような手軽なゲームに押されている中で、"凝った""ハイクオリティな"ゲームの魅力がe-sportsを通して広がってくれると嬉しいですな(´・∀・`)
プロゲーマーは収入が不安定とか、他のプロと比べて選手生命が短いとかそういったマイナス面もよく囁かれます。しかし今回発表されたコースでは、e-sportsにおけるプロゲーマー養成のみならず、実況/マーケティング/企画が出来るような人材育成も行うとの事。プロゲーマー引退後にそういったサポート側に回ることも可能でしょうし、何とか国内でe-sports市場を盛り立ててほしい所ですね。
・・・それにしてもプロゲーマーとかかっこいいなぁ。
もうちょっと生まれるのが遅ければ、人生においてそういう選択肢もあり得たんだなぁ(´∀`)
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専門学校も一部を除き、学校扱いされていない気がするので、
大変難しいのではないかと思っています。
プロを名乗るなら、梅原さんとも比較されるわけだし。
まあ、学校と本人の頑張り次第でしょう。
正確には、ゲームも文化としては認められていると思いますがその地位はかなり低いですよね。
実際はお金も大作映画並みにかかっているし、表現としても非常に高いレベルにあるはずなのですが(最近のガチャ前提のモバイルゲームのせいで平均レベルは下がっている気もしますけど)
それもあってこういった学校に入る本人も、学校に入れる親としても不安でしょうし体面もあまり良くないでしょうし。
ただ色んなところから初めて行かないとゲームの地位を上げられません。なので、ここの生徒さんと学校側には頑張って欲しいというのが個人的な願いですね(・∀・)
勝とうと思えばストイックに練習する必要がありますし、仮に勝てても必ずしもお金持ちになれるわけではない・・・といったような意味でしょうか?
負けず嫌いという意味では、プロとしてはある意味必要な資質なのでしょうね。人と自分を相対化してこそ、自分の足りない点の自覚や向上心が生まれるという考え方もあるので。
マジでプロゲーマーの道もありえたかもしれませんね。
正直プロになれるほどうまくはないですが、アメリカに生まれて、練習しまくればそういう可能性もあったかもしれないですねー。